山本化学工業、中国製アセトアミノフェン使用の理由は在庫処分

大手原薬メーカー、山本化学工業が

中国製アセトアフェミンを無届けで混入させていた問題で

その理由を「在庫処分」と説明していることが明らかになりました。

 

和歌山市の大手原薬メーカー「山本化学工業」が、解熱鎮痛薬アセトアミノフェン(AA)の製造過程で、安価な中国製AAを無届けで混入していた問題で、同社が不正の動機について「別製品の試作で使った中国製AAが約13トン残り、在庫処分するためだった」と和歌山県に報告していたことが15日、同県への取材で分かった。

headlines.yahoo.co.jp

 

 まず、この山本化学工業、原薬メーカーなので

 薬の成分を作っているメーカーですね。

 

 で、山本化学工業が求人サイトに出している情報を見ると

ここがポイント!

  • 創業70年を超える医薬品原料メーカーです
  • 主製品のアセトアミノフェンは国内生産シェア80%超
  • 医薬品原薬業界の小さな巨人

 

 

 と言うことで、アセトアミノフェンの国内生産シェアが80%超と言う

 超大手。

 80%超と言うことは、

 国内の風邪薬に入っているアセトアミノフェンは

 ほぼほぼ、ここが関わっていると見て問題ないのではと思います。

 

 で、そうなると心配なのが

 「じゃあ、アセトアミノフェンが入っている風邪薬ってどれ?」と言うこと。

 

 と言うことでアセトアミノフェン入りの風邪薬を調べました。

(僕がザクッと調べただけなんで、間違っている可能性もあります。)

 

 ノーシン(アセトアミノフェン含有量 300mg)

 ハッキリエースa(アセトアミノフェン含有量 230mg)

 バファリンルナi、バファリンプレミアム(アセトアミノフェン含有量 130mg)

 エスタック(アセトアミノフェン含有量 900mg)

 エスタックゴールド(アセトアミノフェン含有量 720mg)

 パブロンS(アセトアミノフェン含有量 300mg)

 ベンザエースA(アセトアミノフェン含有量 150mg)

 セデス・ハイ(アセトアミノフェン含有量 125mg)

 新セデス(アセトアミノフェン含有量 80mg)

 新ルル(アセトアミノフェン含有量 100mg)

 

 

 と言うことで、

 有名どころの風邪薬にはほぼほぼ

 アセトアミノフェンが使われていると思ったほうがいいですね。

 

 こんなに使われるアセトアミノフェンってそもそも何?

 って話ですが、

 エスエス製薬のホームページの説明を引用すると

 

作用と特徴

解熱・鎮痛薬成分の一つで、脳の体温調節や痛みを感じる中枢に作用することによって、熱を下げ、痛みを抑えるとされています。消炎(抗炎症)作用はほとんどありません。一般用医薬品では、総合感冒薬(かぜ薬)の他に、小児用の解熱・鎮痛薬や小児用かぜ薬に解熱・鎮痛成分として配合されています。

アセトアミノフェン/薬の成分ディクショナリー【エスエス製薬】

 

 ということです。

 

 

 これがアセトアフェミンに関する情報。

 

 

 で、これ、素朴な疑問なのですが

 「中国製じゃダメな理由ってなに?」っていうことです。

 

 いや、もちろん、

 無届けで、黙って、中国製を使用した、

 これはダメだと思います。

 

 それは罪に値する。 

 

 特に人の体の中に入れて

 病気を治す薬というデリケートなものに

 これをやっちゃうとダメだろうなと。

 

 でも、

 日本製と中国製で

 アセトアミノフェンの何が違うんでしょうか?

 

 やはり、工業製品みたいに

 日本のアセトアミノフェンの方が質が高いんでしょうか?

 効き目がいい?安全?

 

 なんか、その辺がわからないんですよね。

 

 心配になって薬剤師のブログを見ても

 

厚労省が同社製品を分析した結果、品質や安全性に問題はなかったため、市場に出回っている製品の回収は必要ないと判断したようで、風邪薬の供給にも今のところ影響はないようです。

アセトアミノフェン中国製混入の報道に対する対応 | 薬局薬剤師ブログ 服薬指導の覚書

  

 と書いているので、そんなに問題なのかなぁというのが素朴な疑問です。

 

 まぁ、

 「1つ嘘をついてるやつは他にも嘘をついてるはずだ」

 みたいな感じで

 もし、他にも不正をしていたとかであれば

 そっちは問題になってくると思うんですがね。

 

 

 で、今回の記事を見て、

 もう1つの気持ちとしては

 正直、心中お察ししますというような気持ちだ。

 

 というのも

  県薬務課によると、同社は県に提出した改善計画書で「平成20年に中国製AAを使う製品製造の計画があった」と説明。ところが、計画は進展せず、中国製AAが約13トンも余ったため、当時の製造管理責任者が在庫処分方法として自社製のAAに中国製AAを混ぜ始めたという。

 

 ということでさすがに13トンも余ったら

 何か使い道考えないとってなるんでしょうね。

 まぁそれでも不正は絶対にダメですが。

 

 13トン余って、それを廃棄処分とかなると

 廃棄コストが莫大でしょうしね。

 

 特に薬とかの場合、

 普通に捨てるとかもできなさそうですし。

 

 で、「混ぜちゃえ」というふうになっちゃったんだろうな。

 さっきの薬剤師さんのブログによると

関係者によると少なくとも数年前から、中国製を1〜2割混ぜていたとのことです。 

  ということなので、そうなんでしょうね。

 

 特に、山本化学工業って小さな会社なんですよね。

 ホームページによると

 売上高/13億円
 従業員数/30名(男24名・女6名)

山本化学工業株式会社

  ということで、そんな会社からしてみれば

 13トンの廃棄なんてしたら、

 すごいやばいことになったんでしょう。

 

 いや、気持ち的には理解できますけど

 なんどもいうように絶対に不正はダメなんですよ。

 そこは擁護してないんでお間違いなく。

 

 

 で、もう1つ今回の記事で思ったのが、ここの部分。

不正は今年5月、県と厚生労働省の立ち入り調査で発覚。県は医薬品医療機器法(薬機法)に基づき、同社に22日間の業務停止命令と業務改善命令を出した。 

 

 これ、立ち入り調査ってことは

 もともと「怪しい」と目星をつけられてたんじゃないですかね。

 

 じゃないと、

 いきなりの抜き打ちの場合、

 県と厚生労働省の両方がいきなり立ち入るなんてこと

 あまり考えられないんではないかと。

(もちろん、僕、業界人じゃないんで、実情はわからないですけど。)

 

 で、

 じゃあ「目星をつけられてた」とすると

 そのリークはどっからだったのか?

 

 その辺も気になるところですよね。

 

 ということで、今後の捜査に期待ですね。

 

 まぁ、最後に言えることは

 品質に問題がなくてよかったということです。

 これで、品質に問題ありとかだったら、

 国内の風邪薬がほぼほぼ消えるという大問題になってますもんね。

 

 

 以上、今日は 

 山本化学工業の中国製アセトアミノフェン不正使用について

 僕の見解を書きました。