バイク事故で急逝した息子へ 母が贈った「石のバイク」 墓じまい経て制作元へ 

少し興味深い記事がありました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 上の記事を要約すると

 

 バイク事故で死んだ息子さんのために

 お母さんが大阪石材の南大阪店に依頼して

 息子が乗っていたカワサキZXRにそっくりなお墓を製作。(20年前)

 

このカワサキZXRの石墓は

20年間、息子の墓として使われていたが

この度、墓じまいするということで

お母さんから制作元の大阪石材の南大阪店に譲渡、

大阪石材の南大阪店にモニュメントとして設置されている

 

というものです。

 

 

で、もちろん美談としての内容で

心にグッとくるものはあったんですが、

僕はそれより1つ気になることがありました。

 

それは「墓じまい」というキーワードです。

 

 

僕は、当然、このご家族のことを存じ上げないため

あくまでも想像なのですが、

例えば、息子さんが亡くなった当時30歳として

その息子さんをお母さんが30歳でご出産されたとして

(もちろん、詳細がわからないため、どちらも仮定の話です)

息子さんが亡くなった時でお母さんが60歳、

それが20年前の話なので

現在、お母さんは80歳くらいのお歳なのかなと

想像します。

 

で、さらに想像することとして

息子さんは1人っ子だったのではないかと。

 

つまり、息子さん以外、跡継ぎがいない状況で

最近、お父さんがご病気とかで亡くなられたのではと。

そう、想像してしまいます。

 

 

というのが、今になって墓じまいされるというところからだけの想像です。

 

当然、20年という区切りがついて、

それでは墓じまいということも考えられるのですが、

自分もしくは自分たち家族が面倒を見れるのであれば、

当然、その墓はそのままにしておくはずです。

 

ということは、

自分で面倒が見れない状況になったという理由から

墓じまいをしたのではないかと想像するわけです。

 

で、当然お母さん自体がいい年齢なのでということもあるでしょうが

お父さんとお母さん、両方生きておられれば

心情的に、墓はそのままにしておきたいところだと思いますので

おそらく、お母さんは

「これ以上、身体的に墓の面倒を見れそうにない」という

ご心情であられたのではないかなと思うわけです。

 

あくまでも想像ですけどね。

 

 

ただ、息子の墓なので

ないがしろに扱いたくない、

そういう思いで制作元の大阪石材の南大阪店にご相談されたのでは

とそういう予想です。

 

 

で、これで思うのが

これからの世の中、

「墓じまい」というのが、かなり深刻なワードになるだろうなと。

 

いわゆる、少子化・核家族化、

そして時代の風潮的に家を継ぐとか

そういう時代じゃなくなった今このごろ

誰が墓の面倒を見るかというのは

非常に大きな問題だと思います。

 

 

現に僕、結婚していて

結婚相手が3人姉妹の長女なんですが

奥さんの実家から

「家(苗字)は継がなくていいから、せめて墓の面倒だけは見てくれないか」

という相談を受けていたりします。

 

また、僕自体3人兄弟の末っ子なんですが

男兄弟3人全員が

結婚して実家から出ていっている、

つまり誰も家を継いでいない状況です。

 

なので、親が死んでから

「誰が墓の面倒を見るか」というのが

絶対深刻な問題になってきます。

 

で、こういう墓問題って

僕だけじゃないと思うんですよね。

 

 

僕、仕事柄

定年されたような方々(だいたい70歳前後の方々)と

お話をさせていただくことが多々あるんですが、

この問題、結構よく聞く問題です。

 

墓だけじゃなくて、

実家が空き家になってしまうとか

誰か住めるような人はいないかとか、そういう話ですね。

 

で、そういうところって

大抵、交通の便が悪い田舎なんですよね。

なので、誰も住みたがらない。

 

 

今後、高齢化社会になるにつれ、

この問題はますます深刻化になってくると思います。

www.hokkaido-np.co.jp

 

今や「ネット墓」なんていうものまで出てくる時代ですから。

https://mainichi.jp/articles/20170801/dde/041/040/036000c

 

 

この問題、解決策がないんですよね。

 

というか、別に解決はできると思うんです。

気持ちさえ納得できれば。

 

でも、

「先祖代々の墓がネットって」とか

「ちゃんとした墓で先祖をお祈りしたい」という気持ちが強い一方で

「でも、実家が離れていて管理ができない」という実情もある。

 

これをどうするかというのは一生の問題かなと。

 

そして、気持ちの問題ということもあるだけに

誰も明確な回答が出せないんですよね。

 

「お手軽」みたいなものを売りにしたら不謹慎になりますから。

 

 

なので、

結局は高齢者の方が

ご自身の責任を持って

「自分の代で終わらせる」という決断、つまり墓じまいをされる

これは非常にセンシティブな話だなと思ってます。

 

 

以上、

今日は石のバイクの話から

ちょっと墓じまいについて考えてみました。