【世界陸上】競歩で日本が銀メダルと銅メダルを獲得

世界陸上のニュースです。

世界陸上の50キロ競歩で日本が銀メダルと銅メダルを獲得しました。

銀メダルは荒井広宙選手、銅メダルは小林快選手です。

ロンドンで開かれた世界陸上の50キロ競歩で、小布施町出身の荒井広宙選手が銀メダルを獲得しました。
去年のリオオリンピックで日本人初の銅メダルを獲得した荒井選手は、世界陸上に4大会連続での出場となりました。
レースは世界記録保持者のフランスのディニズがリードしますが、荒井選手は落ち着いて上位グループをキープ。
そして、37キロ付近で日本の小林快選手とともに抜け出し2位争いを展開しました。
最後は、荒井選手は、小林選手を振り切り、銀メダルを獲得しました。
小林選手も銅メダルで日本が競歩で複数のメダルを獲得するのは初めてです。

headlines.yahoo.co.jp

 

 このニュースを見たときに、

 日本頑張ってるなという気持ちとともに

 日本人でも世界と対等に戦える競歩という種目に興味を持った。

 

 日本では陸上というのか

 走る競技にはある程度関心が集まるが、

 こういう歩く競技にはなかなか関心が集まらない。

 

 ということで、今回は競歩について特集しようと思う。

 そもそも競歩とは?

 

 これはわかりやすいページがあったので引用しておく。

 フジテレビが作っている競歩のルールの説明ページだ。

 

 競歩として覚えておきたいルールは2つ。

まず、覚えておきたいのが競歩では、選手が一生懸命歩いている途中や、ゴールした後でも、失格になることがある競技だということです。なぜかというと、競歩のルールはその歩き方にあるからです。

ルール①…ロスオブコンタクト。これはどちらかの足が地面に接していなければならないというもの。
ルール②…ベントニー。これは、前足は地面に着いた瞬間から地面と垂直になるまで膝を伸ばさなければならないというもの。

レースの間は6人から9人の審判員がそれぞれの担当場所でこれらのルールをチェックし、違反の恐れがあると感じた場合は違反マークが書かれた黄色いパドルを選手に示して注意。ただし、注意しても直らないと、警告カードが出され、3回の警告で失格に。また、ラストの競り合いでは一度も警告を受けていない選手であっても、主任審判から赤いバドルが出されて一発で失格になることもあるといいます。

www.1242.com

 

 つまり、歩いている際に片方は足をついていないけず

 前足が地面に着いた瞬間から地面に垂直になるまで伸ばしとかないといけない

 というルールだ。

 

 これを守ってなければ、ゴールをした後にも失格になるのが

 競歩という競技らしい。

 

 なるほど、ルールを守るのが好きな日本人には得意そうだ。

 

 でも、それだけでは

 なぜ日本人が競歩が強いのかという説明にならない。

 

 その理由を探していたら1つの論文を見つけた。

 岩手大学の論文だ。

http://jairo.nii.ac.jp/0031/00001138

 

 この論文には

 競歩で必要な能力についてと

 それを踏まえた上での適切な指導能力が説明されている。

 

 無料でダウンロードできるし13ページほどの短い論文なので

 よければ一度読んで欲しい。

 

 ここでは

 論文の最後のまとめの部分を一部抜粋する。

 その論文によると

 1.実際の競技レベルの差には,筋力の大小はあまり関係せず,

        技術要因や,有気的要因等が関 係する割合が高いと推察された。

 

  → つまり、筋力レベルより技術レベルが競技成績を左右するということだ。

 

 

 2.下位群では上位群よりも

   速度増加に伴う前脛骨筋の活動の増加が著しかった。

   前脛骨筋のリラックスは,

   パフォーマンスヘの関連が深いと考えられる。

 

   また高い速度に対応するには,

   股関節伸展への

   大腿二頭筋の積極的な関与が重要であると推察された。

 

 

  → つまり、前脛骨筋という筋肉をいかにリラックスさせた状態で使えるか

   そして、股関節を伸ばすために大腿二頭筋をいかに上手に使えるかが重要

 

 

3.上位群と下位群において股関節動作に関与する筋の活動や,

 立脚中の膝関節の使い方に群間の違いがみられた。

 

 上位群は積極的な股関節伸展行い,

 また立脚後期に膝を屈曲して

 股関節伸展を効率良く推進力に変えるなどして,

 次の動作への推力を生み,

 重心移動をより速くしてい るものと推察される。 

 

 → つまり上位者ほど、股関節・膝の使い方がうまい

 

 

 4.低速度から高速度に,

  同じく中速度から高速度に速度を変化させる場合,

  ピッチと速度の間 に正の相関が認められた。

 

  これらのことから競歩においては

  速度の増加にはピッチを増加させることによって

  対応しているということが推察される。

 

 

  → つまり、速度上昇には

   歩幅より足を出す回数が関係しているとのこと

 

 

 以上を踏まえると

 なぜ日本人が競歩が強いの理由が少しわかるような気がする。

 

競歩に必要なのは

筋肉の大きさではなくて、

筋肉の使い方や膝や股関節の使い方ということである。

 

また、速度上昇には

歩幅よりも歩数が関係してくるとなれば

身長的に小柄な日本人でもなんとか対応できそうだ。

 

ただ、当然、

身長がでかいほうが1歩1歩の歩幅はでかくなるので

身長がでかいほうが競歩に有利なのは間違いないとは思う。

 

でも、駆け引きが必要となってくる競技であれば

その段階で、速度上昇に必要なピッチの方がより必要になる

という認識だと思う。

 

なるほど、なんとなく

日本人が競歩に強い理由がわかった。

 

と言っても

体がでかく1歩1歩がでかい外国人に

打ち勝つのは並大抵の努力ではできないと思う。

 

今回、競歩で

銀メダル・銅メダルを取られた

荒井広宙選手、小林快選手には心より尊敬の念を示したいと思う。

 

本当、

荒井広宙選手、小林快選手、

メダル獲得、おめでとうございます。

 

 

以上、今日は

世界陸上の競歩で

荒井広宙選手、小林快選手と2人の日本人が

銀メダル・銅メダルを獲得したことで

競歩とは?

競歩に必要な能力とは?

ということについて考察してみました。

 

しかし、50kmってすごい歩きますよね。

その距離を

銀メダルの荒井広宙選手が3時間41分17秒

銅メダルの小林快選手が3時間41分19秒

ということで、

めっちゃ早いですよね。

 

ちなみに

フルマラソンが6時間くらいでしか走れない僕から見たら

もう、驚嘆の言葉しか出てきません 笑