注文をまちがえる料理店、9月に本格実現へ

6月にプレオープンして、

SNSで話題になった

注文をまちがえる料理店が9月に本格実現される見通しとなりました。

 

「注文をまちがえる料理店」を一般の人向けにオープンしたい――。ホールで働くスタッフ全員が認知症という新たな価値観を体現したこの取り組み。関係者を呼んだ6月のプレオープンがSNSで話題となり、今度は、一般客も入れる営業に向けたクラウドファンディングでの資金募集が始まりました。

headlines.yahoo.co.jp

 

この注文を間違える料理店、

上記の説明にもありますが、

スタッフ全てが認知症という特徴がある料理店です。

 

で、6月にプレオープンしてSNSで話題になったもので

今回、本格的に稼働するために

クラウドファンディングで運営資金800万を集めているそうです。

 

このニュースを聞いた時に

・なるほどな と思える部分と

・なんだかな と思える部分の

2つの複雑な感情が出てきました。

 

 

まず、なるほどなと思える部分としては2つあります。

 

1つとしてはネーミングというかコンセプトです。

 

僕ら日本人って

きちっとしすぎているところがあって

ある程度、全てのサービスが完璧に提供される前提なんですよね。

 

そんな状況だから

ちょっと料理が出るのが遅かったり

出る商品がちょっと違っただけでも、

それがダメというような風潮になってしまっている。

 

でも、海外ってそんなんじゃないじゃないですか。

 

沖縄でも、海外でも

電車などが時刻表通りに来ないことが当たり前だから

時間通りに電車がこなくてもイライラしない。

むしろ、こなくて当たり前じゃんという

一種の開き直りの気分になっている。

 

そもそもの大前提や

サービスを受ける側の心づもりが違うだけで

同じサービスを受けても心象が変わってくる。

 

 

だから、サービスを提供する時に

クレームが出ないようにするには

元々のハードルを低めにしておくことが重要なんですよね。

 

で、今回で言えば

一種の正当な理由を使って

サービスを受ける顧客側の心理的ハードルを下げている。

 

まぁお店の名前に

「注文をまちがえる料理店」って書いてる以上、

オーダーした注文が来なくても文句言えないですしね。

 

そういう意味で、

このコンセプトであったり、ネーミングでの

ハードルの下げ方はうまいなあと思いました。

 

 

で、もう1点、

社会的な面から見てもこれはすごいなと思うんです。

 

認知症の方って、

そういう風に、

覚える面での能力で、

少し一般の人より不得意な面があっても

身体的な部分って不利な面はないんですよね。

 

つまり、身体的には元気なんですよね。

 

こういう元気な方を

認知症ってだけで労働力から除外してしまう、

活躍の場所を奪ってしまうのは正直いかがなものかと。

 

そういう意味で

活躍の場所を与えることができる

この「注文を間違える料理店」、すごくいいと思います。

 

 

ここまでが、

この「注文を間違える料理店」がいいと思った点です。

 

で、次に

逆に「なんだかなぁ」と思う点です。

 

これなんですけど

「これはビジネスとして成立させたいのか、

 それとも単なる慈善事業としての立ち位置なんか」

という疑問です。

 

いや、単なる慈善事業ならいいんですよ。

前述のように

認知症の方に社会で活躍できる場所を与えるという意味で

すごい有意義だと思うんです。

 

でも、

それとビジネスとして成立するかどうかは別問題ですよね。

 

目新しさはあると思います。

こうやって、ネットでも話題になっています。

 

でも、これって一瞬のことだと思うんです。

 

なんだろう、

こうやって

認知症をある種の”見世物小屋”みたいな形で

客引きして、それで結果どうなるんだろうと思っちゃったりします。

 

 

注文を間違えるだけが特徴で

それが強い特徴になって、それだけで戦えるかというと

正直、それだけじゃ難しいでしょう。

 

ビジネスとして成立させるためには

何かしら別の仕組みやポイントが必要な気がします。

 

そうじゃないとビジネスとして成立はしない。

 

そこをどう考えてるんだろうと思うわけです。

 

いや、ビジネスとして考えてないよというのであれば

それでいいかもしれないんですが、

それならクラウドファウンディングでお金集めをするのもどうなの?

という気持ちにもなります。

 

もちろん、お金を払う側がそれでいいならいんですが。

 

あと思うのは、こうやって

ある種の義理人情だけで

こういうことをしているだけじゃ

それは続かないし、成り立たない。

 

しっかりと

お金を払う側に

「お金を払ってよかった」と思ってもらえるような

そんな仕組みが今あるのかどうか

それが気になるところです。

 

 

まぁ全体的な趣旨としては

この記事の最初に書いてある通り

社会的活躍の場が増えるという意味で

賛成なんですけどね。

 

でも、なんだかなぁという気持ちが残ってしまっているのも事実です。

 

 

以上、今日は

注文をまちがえる料理店が9月に本格実現へ

というところから

その件に対しての僕の見解をかいてみました。